キュウビクル内の電灯・動力の電圧値を確認するためのメーターと各RST相間の数値を切替えるスイッチの交換工事です。
年数を重ねたキュウビクルになると、スイッチの接点の磨耗による接触不良による電圧
の読取りができなくなる場合があります。
そうなるとトランスの不良による電圧異常がおきた場合、確認できません。
それを回避する為の工事です。 

施工前の分電盤です。
このキュウビクルも保守をしっかりやっているのが、扉を開いてみると確認できます。
ただ、年数による劣化が所々にみられます。

裏側の扉を開けて見た盤の裏側です。
黄色の線が、スイッチ等の制御配線です。
結構シンプルな配線ですよね。

キュウビクルのLBSを開放したところです。
もちろん、写真には、写しておりませんが
(私が、忘れたためです。)キャビネット(責任
分界点)で、キュウビクル側にいく送電を
モールドジスコンを引き抜き切断して
おります。
事故をおこしからでは、たいへんですから。

この小さい黄色の物体が、電気がなくなった
時に役立つ発電機という優れものです。
キュウビクルのLBSを開放するということは、
その建物の電気が、止まってしまうということです。つまり、電動工具が使えなくなり工事
が遅延してしまうということです。
工事業者にとって、非常に心強い相棒です。

作業準備中の状態です。
貫通部の位置決めや配線の取り回し方を
間違わないよう内部にも人がはいって
表裏で確認しながら決めていきます。
この作業さえしっかりと間違い無くおこなえ

る事が出来れば、この工事の80lが終わったといえます。

計器を取付ける為の下穴を慎重に開けてい
ます。この分電盤は、数枚の鉄板をアングル
で固定しているので、開口できる部分が小さ
いので、ポンチ等でドリルがずれないように
クボミをいれて、慎重に施工していきます。

これが、ノックアウトパンチという油圧の工具
です。上の作業で大口径の穴を開口するに
は、難しいのですが、この工具を使うと下穴
を開けておけば、どの寸法の穴でも正確に
開口できる優れものです。
もちろん、上下、左右の下線を引いておかな
ければなりませんが。

ノックアウトパンチによる穴開け後の写真で
す。ホルソーによる穴開けに比べてバリ等
がありません。但し、肉厚がある鉄板には、
あまり、すすめられません。
計器の取り付けです。
狭い空間での作業の為、どうしても2名での
作業となってしまいます。
ヒューズケースを取付ける為の穴開け作業
です。低圧側の保護回路ですが、これを取付けておかない場合、高圧トランスの2次側の
障害(短絡等)が起きた場合キュウビクルを
保護できない場合が、生じる事があります。
通線をしている処です。
ヒューズケースを取付けた処です。
画面上は、分かりずらいです。
しっかりと施工されております。
施工完了後、工具等の置き忘れ、施工中の
鉄屑、部品等の置き忘れが無いのを慎重に
確認しているところです。
高圧の再充電をする時に、事故が生じるのを
未然に防ぐためには、単純ですが、重要な
作業です。へたをすれば、作業員に怪我を
させる事もありますから。

高圧の再充電の前の最終、確認作業です。
工事に関わりののない人物に慎重に確認を
行ってもらいます。
結構、冷静に確認してくれます。
この作業が、無事終了してら、再充電を行い
工事終了となります。
結構、地味ですが大事な作業です。
作業に参加しない人にしかできないと思います。